APARTMENT STORE RETRO FURNITURE & CAFE & RENOVATION WORK

 

今回のリノベーションは、天竜二俣のクローバー商店街の秋元薬局さん。

依頼当初は、ベンチと受付カウンターの依頼でした。

しかし、店舗そのものは昔の空間のままなので、デザインする基準が難しく、少し悩んでいました。

思いきって、空間全体のリノベーションを提案。

クライアントの反応も良く、提案したグラフィックパースも気に入ってくれました。

しかし、ここで新たな問題が…

それは、施工期間の問題。

病院が営業している日は、薬局が閉めれないということ。仮店舗での営業も手続きが大変らしく、難しいとのこと。

となると、祝日の連休を使った3日間+工事前夜のみ。

この中で、納まるように「デザイン構成+スケジューリング+先行製作」でなんとか、この期間で完成にこぎ着けました!

 

 

今回、山の麓の町の薬局で、年輩のお客様も多いということで、気持ちいいと感じてもらうために、檜の木の温もりを感じられるデザインに。

空間に合わせて「籐×チーク材」の家具をセレクト。

今までは、アンティークデザインが多かったアパートメントのリノベーションですが、こんなスッキリとしたデザインも好き。

でも、さすがに3日間での工事は大変でした。笑

 

 

 

【あとがき】

天竜クローバー通りは、シャッターを閉めたお店が多く目立つ商店街です。

改装前のお店でも、薬局として問題なく機能していたのになぜ改装依頼を?

人口が減少していく町での薬局の営業は大変じゃないですか?と聞いてみた。

 

最近は病院の横に処方箋薬局があるので便利になっているけれど、この近所の方々は、そこには行かずわざわざこの秋元薬局まで来てくれるのだそう。

それは、病院に行けないときには薬を届けたり、フラッっと立ち話をしに来たり、日用品を合わせて購入できたり。

お客さんと密接な信頼関係を気付き、居心地の良い場所をつくることで、しっかり営業になっているのだそう。

だからこそ、今回の改装には大きな意味があるんです。と。

 

今回は、親から子への世代交代で新しくお店をリスタート。

お客さんに気持ちよく過ごしてもらいたいという想いで、今回の改装を決意。

実際にお店が完成し、「木が気持ちいいね!」と深呼吸するお客さんだったり、居心地が良く自然と滞在時間が長くなったり。

この些細な積み重ねが、長く愛される薬局でいられる秘訣かもしれない。

そして、シャッター商店街に新しい空気が入ることで、また新しい街の在り方が生まれるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

 




【改装前の店内】